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インタビュー①

めぐみ園のケアの特徴を教えてください

めぐみ園では、最期の時までその方らしい生活を送っていただくために、入所したときから看取りを意識したケアを行っています。早い段階でご利用者、ご家族のご意向を聞き、できるだけ叶えられるように支援しています。
本格的な看取りの時期になると、カンファレンスを開いて支援の方向性を決めていきます。ご家族に昔の写真を持って来ていただいてお部屋に飾ったり、好きな音楽を流したり、好きな食べ物を食べていただいたりと、ご利用者がその方らしく穏やかに過ごしていただけるように生活環境を整えていきます。
最近もご利用者から「ビールが飲みたい」というお話があったので、トロミをつけてビールを飲んでいただきました。
日常のケアについては、居室担当が中心となって、ご利用者の生活面での課題解決や、QOLの向上に努めています。
研修制度ではどのような所に力を注いでいますか?

めぐみ園の研修制度は、新入職員の状況に応じて研修内容を柔軟に変更しているところが特徴です。
今年度は介護未経験の新入職員が多かったので、新入職員を迎える前にエルダー担当の職員達と話し合いを行い、介護未経験で入職したエルダーの意見を参考にしながら研修のスケジュールを組みました。
具体的には、これまで入職してすぐに実施していた座学の研修を、「入職してすぐに実施しても覚えられない」という意見をもとに、時期をずらして実施するように変更しました。
その他にも、「早い時期から夜勤の研修が始まると不安」という意見もあったので、日中の業務に慣れた時期から夜勤の研修を始めるように調整しました。
研修が始まった後も、エルダーの意見を参考にしながら研修実施時期を調整しています。

また、部署内は意見を言いやすい雰囲気なので、何かあれば気軽に相談していただけます。先日も新入職員から、「○○さんの移乗介助に自信がないので見て欲しい」と声をかけられたので、一緒に介助に入りながらアドバイスをする時間を設けました。
学生の皆さんへメッセージをお願いします!

東京老人ホームでは一から研修を進めていくので、介護を学んでいない学生さんも安心してください。実際に未経験から入った先輩も多いので、何かあればすぐに相談できる職場環境です。
また、希望休が取りやすく残業も少ないので、仕事とプライベートも充実させることができます。
少しでも興味がある方は、ぜひ施設見学にお越しください!
エルダーとしてどのようなことを意識して研修を進めましたか?

私自身が介護未経験で入職したので、新入職員時代にどんなことに困っていたのかを思い出しながら新入職員に接していました。特に、認知症のご利用者への接し方や移乗介助などは、ほとんどの新入職員が悩むところなので、そのようなケアを中心にアドバイスしながらサポートしていきました。
その他には、業務中だけでなく業務外の時間にも新入職員と積極的にコミュニケーションを取ることで、話しやすい雰囲気づくりを意識しました。
私が新入職員だった頃は、思い通りに介助できないことにストレスを感じていたので、新入職員とコミュニケーションを図ることで、メンタル面も含めてケアするように心がけています。
個々の状況に合わせて研修を進めるにあたり工夫した点はありますか?

毎月行う新入職員とエルダーの面談の際に、その時々で不安に感じていることを把握するようにしています。ケアに対する不安を抱えている場合は、ケアの様子をみてアドバイスをしたり、苦手な介助に多く入れるように勤務を調整しながら、不安を解消できるようにサポートしていきます。
新入職員のサポート方法については、室長や他のフロアのエルダーとで定期的に話し合う時間があるので、新入職員の様子や抱えている課題を共有しながら、皆で意見を出し合って考えています。
エルダーを経験して成長したところはありますか?

今までも新入職員の研修につくことはありましたが、エルダーという育成担当の立場になったことで、自分から率先して研修内容を考えるようになりました。エルダーのサポート次第で新入職員の研修が早く終わったり、反対に長引いてしまうこともあると思ったので、責任感を持ちながら新入職員の育成を行っています。
エルダーを経験することで、研修の進め方についてしっかりと考える機会ができたので、良い経験になりました。
また、新入職員に業務内容を説明することで、今まで疑問に感じていなかった業務内容に疑問を抱くことがありました。周りの職員と相談しながら確認し、最終的には業務改善につながったので、部署にとっても良い影響になったと思います。

インタビュー③

この仕事を選んだ理由を教えてください

元々地域福祉に興味があったので、大学は社会福祉を学べる学部に進学しました。大学で社会福祉を学ぶ中で、まずは直接支援を通してコミュニケーション技術や支援方法を学びたいと思うようになりました。その上で、人生の先輩であるご利用者から多くのことを学ぶことで、人としても成長できるのではないかと思い、介護職を選びました。
高齢者施設には様々な疾患を抱えるご利用者が大勢生活されており、その方に合わせたコミュニケーションの取り方が必要となります。ご利用者お一人おひとりと関係性を築いていく中で、社会福祉士としての視点を活かしながら、「その方らしい生活」を送っていただけるように支援していきたいです。
働く上で不安だったことはありますか?

大学では社会福祉を学んでいましたが、介護のスキルはゼロだったので、自分に介護ができるのか、向いていなくて退職することにはならないかと不安でした。
その他にも、特別養護老人ホームの不規則勤務に体力がついていけるのか、様々な疾患を抱えるご利用者と上手にコミュニケーションを取れるのかという不安もありましたが、内定を頂く前から東京老人ホームの傾聴ボランティアを行っていたおかげで、職場に馴染めるかという不安はありませんでした。むしろ、入職後に新しい関係を築くことに対する楽しみのほうが強かったです。
エルダー制度を受けた感想を教えてください

担当のエルダーは一人でしたが、エルダー以外の職員も気にかけてくれたので、フロア全員がエルダーのような安心感がありました。
エルダー制度があることで、時間をかけながら自分に合った研修の進め方を見つけることができ、介護技術に対する不安は解消されました。
エルダーの先輩は、空いている時間があれば振り返りや近況の確認をしてくれていたので、めぐみ園は介護技術がなくてもすぐに馴染める環境だと思います。
少しでも不安なことがあればすぐに相談できるので、不安を抱えることなく安心して働くことができます!

インタビュー④

東京老人ホームを選んだ理由を教えてください

就職先を探す際に、金銭的な余裕があることで生活面のストレスなく業務と向き合えるのではないかと考え、職員待遇が手厚い施設を探していました。大学のキャリアセンターの先生に就職先の相談をしたところ、東京老人ホームを紹介され、施設見学に参加しました。
仕事に慣れてきたら一人暮らしをする予定だったので、住宅手当として月に25,000円支給されることや、賞与が他の施設よりも多いところに魅力を感じました。
また、カフェ&Bar「sui」やシスター&ブラザー会といった、部署に関わらず色々な職員と交流ができる場が設けられていることで、職員同士のコミュニケーションが活発に行われている印象を受け、この法人で働きたいと思い就職しました。
実際に就職してみてどうでしたか?

仕事に慣れた頃に一人暮らしを始めましたが、毎月貯金もしっかりとできて、節約の心配をせずにゆとりを持った生活を送っています。残業も月に数時間程度なので、自炊など家事をしたり、家に帰ってからもゆっくりと過ごす時間があります。
働き始める前は、社会人は家でも仕事のことを考えないといけない印象がありましたが、実際に働いてみると仕事とプライベートをしっかりと切り替えることができ、家ではリラックスして過ごせています。
入職前は、職場に馴染めなかったらどうしようという不安がありましたが、入職してみると明るい先輩が多くて安心しました。先輩職員が業務以外の話も積極的に振ってくれるので、「職場に受け入れられている」と実感しています。最近は仲の良い職員とお酒を飲みに行ったり、一緒に趣味のボーリングをしたり、プライベートで一緒に遊ぶことも多いです。
また、普段の業務では関る機会の少ない他部署の方とも、委員会を通して交流することが増えており、多くの人と関わりながら働くことができています。

インタビュー⑤

働いてみて感じた東京老人ホームの特徴を教えてください!

働いてみて感じたのは、型にはまったことだけではなく、職員一人ひとりの意欲に寄り添い、多くの機会をいただける職場だということです。様々なことにチャレンジできるので、常に向上することのできる職場環境だと思います。
福利厚生の面では、奇数月に職場にお菓子が届く「お届けsui」を毎回とても楽しみにしています。休憩時間にホッと一息。幸せな時間を過ごしています。
また、5年ごとに「リフレッシュ休暇」が取得できることも、仕事のモチベーションに繋がります。休暇の取得を今からとても楽しみにしており、そこを目標に毎日頑張っています。
メンバーとして活動している「花プロジェクト活動」について教えてください。

東京老人ホームは、保谷第二小学校の市民課プログラムの一つでもある「花プロジェクト」に連携機関として参画しています。花プロジェクトのねらいの一つに「地域の花ネットワークに参画し、住環境の美化に貢献する」があり、児童が花や苗を育て、その花や苗を近隣の学校や施設、住民などに贈呈しています。
当法人にも、花大使(お花を届ける児童)が花や苗を持って来てくれるので、ご利用者も参加して贈呈式を行います。
子どもたちが好きな方や地域と関わりたい方がいらっしゃるので、子どもたちが来ることを伝えると、皆さん積極的に参加してくださいます。
いただいた苗やお花をプランターに植え、お水をあげる作業もご利用者を中心に行っています。お花に水をあげたり、鑑賞する度に子どもたちのことを思い出すので、お花を通して地域の輪が繋がっていることを実感します。
また、ご利用者と一緒に近隣の中学校にチューリップの球根をプレゼントしに行った時には、6年生全員が迎えてくれ、ご利用者にお礼や労いの言葉をかけてくれました。子どもたちの喜ぶ姿を直接見ることで、ご利用者のやりがいにも繋がったようで、「今の子はしっかりしているね」と嬉しそうにお話されていました。

今後も、花プロジェクトでの交流を通して、新しい世代の方々から笑顔と元気をもらいながら地域の輪を広げていきたいと思います。
ご利用者にも、やりがいや充実感を感じていただき、生きる源に繋げていただきたいと思っています。