共に考え、共に成長する
大正12年の創立から現在に至るまでの90年を超える歴史の中で、東京老人ホームは、時代の流れや地域のニーズに目を向けて、高齢者福祉における様々な事業運営を展開してきました。
その事業運営を主体的に担っているのは、法人ではなく職員一人ひとりです。
入職2、3年目の若手職員からベテランの職員に至るまで、プロジェクトというかたちで多種多様な職員が関わり、意見を出し合い、事業運営をスタートさせたり、職員からの声を積極的に反映させて福利厚生制度を誕生させたり、このように法人運営の主役は、職員一人ひとりであると言えます。
私たち東京老人ホームは、この時代の流れや地域のニーズに沿った事業運営を今後も展開していくこと、そして働く環境の向上を目指すこと、そのために、職員と共に考え、共に成長し続ける法人でありたいと願っています。
認知症カフェ・プロジェクト
プロジェクトの始まりは、2014年4月。入職2~3年目の若手職員からベテラン職員まで、様々な職種の職員8名が法人の各事業所より集まり、高齢者福祉の専門性を活かしてこの地域で貢献するために法人として何ができるのか、ゼロからの検討が始まりました。
プロジェクトメンバーで約1年半という時間を掛けて話し合いを重ねた結果、認知症や物忘れのある方々が主体的に関わることのできるカフェを運営しようということになりました。
そのような高齢者の方々が、自発的に参加できることで、自信を取り戻し、ご自身が本来持っている力を発揮できる空間を提供し、支援をしていく取り組みが、現在、月2回実施している「おひさまカフェ」として誕生したのです。
4月に入職する新卒職員の宿泊研修を企画しているのは、入職2年目~7、8年目くらいの若手職員です。
自分たちが入職したばかりの頃、何を期待し胸を膨らませていたかな?どんな不安や緊張を抱えていたかな?と振り返り、入職間もない新入職員に思いを寄せながら企画を進めています。
この宿泊研修では、研修内容だけではなく、導入部分の自己紹介や夜の懇親会、親睦を深めるレクリエーションなど、2日間のプログラムを若手職員のプロジェクトチームが全て企画し、当日の運営まで行っています。
新入職員一人ひとりが、東京老人ホームの一員としてこれからどう進めばいいのかの道しるべが灯され、この宿泊研修を終えた時に、笑顔で仕事に向かえることを願って、プロジェクトチームは毎年奮闘しています。
新たな取り組み・プロジェクト
私たち東京老人ホームでは、時代の流れや地域のニーズに常に目を向けながら、新たな取り組みを検討しています。
現在、当法人内にあるご利用者が集うロビーを利用して、地域の方々に向けて何かできないかな?という想いから検討が始まっています。
プロジェクトチームから、また新たな取り組みが生まれるのも、もうすぐです!!
新たな福利厚生制度の誕生
職員やその家族が、豊かな心で生活を送ることは、高齢者福祉を運営する法人にとって、より良い利用者支援を提供するためには欠かせないことだと考えています。
職員と家族、そしてご利用者とご家族の方々、皆の幸せを実現するために、私たち東京老人ホームは、職員の待遇向上を目指しています。
その待遇向上を実現するためには、職員一人ひとりの声に耳を傾けることがとても大切だと感じています。
私たちは、職員と共に考えながら、これまでに、新たな福利厚生制度を次々と誕生させてきました。
定年制度の改正、リフレッシュ休暇の導入、育休後の職場復帰支援金の導入、子どもお祝い金の導入、スポーツ支援手当の導入、職員交流の場としてカフェ&Bar「Sui」のオープン、サークル活動の発足 等々。
数えきれないほどの福利厚生制度の誕生は、すべて職員と共に実現させたものです。