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次世代を担う子どもたちとの交流

高齢者福祉を担う東京老人ホームの使命

これからの未来を担っていく子どもたちに「高齢者の介護ってどんなことをしているのかな?」「どんな世界なのかな?」ということを知ってもらうのは、高齢者福祉事業を運営する私たち東京老人ホームの使命の一つだと考えています。
高齢者と地域の子どもたちの世代を超えた交流は、高齢者の生活に笑顔と潤いをもたらしてくれる一方で、子どもたちに高齢者に対する思いやりの心が芽生え、豊かな心を育む一助になることを目指して、地域の子どもたちと活発な交流を図っていきます。

近隣小学校への出張授業

車いすと高齢者疑似体験の授業
東京老人ホーム近隣の保谷第二小学校に職員が出向いた出張授業を行っています。
地域の中で障害がある方が生活していくことについて学んでもらったり、高齢者疑似体験セットを着用して、高齢者の方たちがどれだけ身体の不自由を感じているのかを実際に体感してもらうことで、高齢者へ配慮すべきことや言葉がけなどを学んでいただく機会としています。
また、子どもたちが普段通学路として利用する近隣道路で撮影した動画を用いて、段差や坂道で車いすを操作する場合、どのような危険が潜んでいるのか、どのようなことに気を付ければ良いのか、また車いすの方とすれ違う時に私たちはどのような心配りが必要なのかをリアルに学んでいただく機会としました。
積極的に手を挙げて質問をしてくれる子どもたちから私たちも学ぶことが多くあり、職員にとっても良い気付きの機会となっています。

課外授業の受け入れ

「まち探検」
近隣の柳沢小学校では「まち探検」と題して、毎年小学生が東京老人ホームに足を運んでくれます。
「何歳ぐらいの人が暮らしていますか?」「いつもどんな気持ちで働いていますか?」など多くの質問が寄せられ、どの子どもたちもとても熱心にメモしているのが印象的でした。
感染対策により、現在は施設の中まで見学していただくことはできませんが、窓越しにご利用者と触れ合う時間を作る事が出来たので、ご利用者もとても嬉しそうでした。
これを機に、地域にある東京老人ホームがどのような役割を果たしているのか、どのような方たちが暮らしているのかなど、子どもたちに少しでも興味を持っていただければ、私たち職員も嬉しい限りです。

家族参観

職員の子どもたちがお父さん・お母さんの職場参観
子どもたちに「高齢者介護の魅力を知ってもらいたい!」そんな私たちの思いを身近なところから実践するために、職員の子どもたちをホームに招いて「家族参観」を行いました。
 
子どもたちの夏休みに合わせて実施した「家族参観」では、ご利用者と一緒にラジオ体操をしたり、手遊びをしたりと、高齢者の方々と子どもたちが実際に触れ合う機会を設けました。
また、疑似体験セットを着用しての高齢者体験や、車いす体験、高齢者のペースト食の体験を行い、”高齢者の日常の視点”を子どもたちの目線から楽しく体感してもらいました。
 
ご利用者の方々にとって、かわいい子どもたちとの交流は、笑顔があふれる時間となりましたが、それ以上に、これからの未来を担う子どもたちにとって「高齢者介護」の世界をほんの少しだけでも楽しく味わうことができたことは、高齢者福祉を運営する私たちにとっても、意義があったと感じています。
 
こうした取り組みは、高齢者と子どもたちの触れ合いの機会になるだけでなく、子どもたちが、お父さん・お母さんの仕事を理解するきっかけになったり、職場の職員の視点からも、子育てをしながら働く職員への理解の深耕につながっていると感じています。
 

避難所開設訓練

隣接する保谷第二小学校の避難所運営協議会が、初の試みとして「避難所開設訓練」を開催し、私たち東京老人ホームも協力団体の一つとして、介護職員や看護師、栄養士など約30名で参加させて頂きました。
 
これは、今後大きな地震が発生することを想定し、小学校における避難所の初期の運営を訓練することで、その実践力を高めることを目的として開催されたものです。
その一環として、私たち東京老人ホームは高齢者介護の専門性を活かし、避難所に高齢者を受け入れることになった際に、受け入れる側は「高齢者のどのような点に注意しなければならないのか?」を小学生たちに知ってもらう実践として行わせて頂きました。
 
小学生には、
(1)「高齢者疑似体験セット」を着用して、高齢者の身体的な特徴を知る。またどのような点に注意しなければならないのかを考える。
(2)車いすに「乗ってみる」「押して介助してみる」という体験を通して、介助される側の気持ちや、介助する際に気を付けなければならない高齢者とのコミュニケーションの取り方について知る。
(3)体の機能の衰えにより、飲食が困難な高齢者がいることを理解し、そのような高齢者向けに工夫されている食べ物を知る。
という3つの実践を行いました。

子供たちからは「高齢者の体の不自由さがわかった」「声のかけ方などコミュニケーションの取り方を学んだ」「車いすを押すときには注意したい」などの感想が寄せられましたが、このような実践を通して、小学生や地域の方々に少しでも高齢者のことを知って頂けることは、私たち高齢者福祉で働く専門職にとって、とても有意義で嬉しく、やりがいのあるひと時となっています。
 

小学生のダンス披露

小学校の運動会が終わる5月、6月頃の季節に、隣接する保谷第二小学校の子供たちが毎年ホームにやってきて、運動会で踊ったダンスを、東京老人ホームの中庭でも披露してくれています。
 
小学校からご利用者宛に運動会への招待をいただきますが、小学校まで足を運ぶことが難しいご利用者の方々は、こうして毎年ホームに来てくれる子供たちのダンスをとても楽しみにしています。
 
かわいいダンスを見てワクワクされているご利用者の方たちの様子に応えるように、子供たちはさらに元気いっぱい、きらきらの笑顔で踊ってくれています。
子供たちも、ご利用者も、そして職員も、そこにいるみんなが楽しく笑顔になれるひと時となっています。
 

学生の職場体験

地域の中学生をはじめ、学生の職場体験を積極的に受け入れています。
 
職場体験のプログラムは、まず「高齢者疑似体験」により、高齢者の特徴を知っていただくことから始めます。
その後は、特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホームなどで、高齢者の方々と交流しながら、お仕事体験をしていただいています。
 
学生の皆さんには、この職場体験を通して、私たちが日々取り組んでいる高齢者介護・高齢者福祉のお仕事に ”キラッと” 光る部分を少しでも見出していただけたら嬉しいなあという思いで、プログラムを考えています。

次世代を担う子どもたちとの交流 活動ブログ

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